【WEBTOON】断食魔女と肉食神官~拾った子供が聖女に選ばれた魔女のお話~【コミカライズ】
「聖女マリアと、その養母ジャンヌ――――だったね」
どうやら顔を上げて良いようだ。
わたしはマリアに寄り添いながら、ゆっくりと顔を上げた。
「はじめまして、マリアです。これから聖女としてがんばります。よろしくお願いいたします」
マリアはスカートの両端をつまみ、いと愛らしい挨拶をした。周囲の貴族たちまで、ほぅと感嘆の息を呑む。
(よしよし、掴みは上々って感じ)
マリアに自由に生きていく道がないなら、せめてその道は平坦で穏やかなものの方が良い。わたしと違って素直な子だし、貴族を含め、皆から愛されると良いなぁと心から願う。
と、国王やら神官様の視線がわたしの方に集まっている。挨拶をしろってことらしい。面倒だけど、これもマリアのためだ。
「マリアの養母、ジャンヌでございます。マリアのこと、よろしくお願いいたします」
言外に『わたしはよろしくするつもりがない』ことを伝えつつ、わたしはしっかりと頭を下げる。マリアのときと同様のほぅという声が聞こえて、わたしは思わず顔をしかめた。
どうやら顔を上げて良いようだ。
わたしはマリアに寄り添いながら、ゆっくりと顔を上げた。
「はじめまして、マリアです。これから聖女としてがんばります。よろしくお願いいたします」
マリアはスカートの両端をつまみ、いと愛らしい挨拶をした。周囲の貴族たちまで、ほぅと感嘆の息を呑む。
(よしよし、掴みは上々って感じ)
マリアに自由に生きていく道がないなら、せめてその道は平坦で穏やかなものの方が良い。わたしと違って素直な子だし、貴族を含め、皆から愛されると良いなぁと心から願う。
と、国王やら神官様の視線がわたしの方に集まっている。挨拶をしろってことらしい。面倒だけど、これもマリアのためだ。
「マリアの養母、ジャンヌでございます。マリアのこと、よろしくお願いいたします」
言外に『わたしはよろしくするつもりがない』ことを伝えつつ、わたしはしっかりと頭を下げる。マリアのときと同様のほぅという声が聞こえて、わたしは思わず顔をしかめた。