【WEBTOON】断食魔女と肉食神官~拾った子供が聖女に選ばれた魔女のお話~【コミカライズ】
「ジャンヌ殿も如何ですか? 城のシェフが作っただけあって、どれも美味しそうですよ?」
神官様はそう言って、さり気なくわたしを誘導する。
さっきまでは違和感バリバリだったけど、段々エスコートに慣れてきてる感じがする。
まあ、そんなことはさておき。
「確かに美味しそうですけど……あんまりお腹空いてないんですよね。コルセット締めてますし、元々少食な方ですから」
「なるほど……貴女が少食なのは存じ上げておりますが、本当に後悔しませんか? お城のお料理ですよ? お肉もお魚も野菜も果物も、素材からして一級品ですよ?」
さすが、神官様は押しが強い。
彼は数種類の料理を皿に盛り付けてもらって、それをわたしに差し出してきた。
「私が食べさせてあげても良いんですが――――」
「謹んでお断りします」
絶対、言うと思った。
神官様から皿とカトラリーを奪い取り、わたしは自分で食事をする。
「どうです? やっぱりジャンヌ殿には脂がきついですか?」
「…………いいえ。神殿のお料理ほどコテコテしてないです」
そこはやっぱり素材の差だろうか。良いものを使っている分だけ、味がまろやかで優しいし、脂も控えめだ。もちろん、料理人の腕の違いも有るんだろうけど。
神官様はそう言って、さり気なくわたしを誘導する。
さっきまでは違和感バリバリだったけど、段々エスコートに慣れてきてる感じがする。
まあ、そんなことはさておき。
「確かに美味しそうですけど……あんまりお腹空いてないんですよね。コルセット締めてますし、元々少食な方ですから」
「なるほど……貴女が少食なのは存じ上げておりますが、本当に後悔しませんか? お城のお料理ですよ? お肉もお魚も野菜も果物も、素材からして一級品ですよ?」
さすが、神官様は押しが強い。
彼は数種類の料理を皿に盛り付けてもらって、それをわたしに差し出してきた。
「私が食べさせてあげても良いんですが――――」
「謹んでお断りします」
絶対、言うと思った。
神官様から皿とカトラリーを奪い取り、わたしは自分で食事をする。
「どうです? やっぱりジャンヌ殿には脂がきついですか?」
「…………いいえ。神殿のお料理ほどコテコテしてないです」
そこはやっぱり素材の差だろうか。良いものを使っている分だけ、味がまろやかで優しいし、脂も控えめだ。もちろん、料理人の腕の違いも有るんだろうけど。