【WEBTOON】断食魔女と肉食神官~拾った子供が聖女に選ばれた魔女のお話~【コミカライズ】
「ジャンヌさんも踊ってくれるよね? マリアも頑張ったんだもん。たくさん人が見ている中、ちゃんと踊りきったよ?」
「う……」
「見たいなぁ、ジャンヌさんが踊ってるところ、見たいなぁ」
あーーーーもう!
こんなふうに言われたら、さすがのわたしも折れざるを得ない。
「ちょっとだけだからね」
「やった、やった! 良かったね、セドリック!」
「ええ! ナイスアシストです、マリア様!」
人の気も知らないで、二人は手を取り合って喜んでいる。わたしは眉間にシワを寄せた。
「ほら、そうと決めたらサクッと踊って終わらせましょう」
「はい! ジャンヌ殿の気が変わらないうちに」
神官様はわたしの手を取り、エスコートする。何がそんなに楽しいのか知らないけど、やけに上機嫌だ。
「いやぁ、嬉しいですねぇ」
「何がですか?」
「ダンス。こんなふうに誰かを誘ったのははじめてです」
「は?」
そんな馬鹿な。
参拝者からも、神殿の侍女たちからも、常にモテモテな神官様が。
貴族の令嬢からも熱い視線を送られている神官様が。
「う……」
「見たいなぁ、ジャンヌさんが踊ってるところ、見たいなぁ」
あーーーーもう!
こんなふうに言われたら、さすがのわたしも折れざるを得ない。
「ちょっとだけだからね」
「やった、やった! 良かったね、セドリック!」
「ええ! ナイスアシストです、マリア様!」
人の気も知らないで、二人は手を取り合って喜んでいる。わたしは眉間にシワを寄せた。
「ほら、そうと決めたらサクッと踊って終わらせましょう」
「はい! ジャンヌ殿の気が変わらないうちに」
神官様はわたしの手を取り、エスコートする。何がそんなに楽しいのか知らないけど、やけに上機嫌だ。
「いやぁ、嬉しいですねぇ」
「何がですか?」
「ダンス。こんなふうに誰かを誘ったのははじめてです」
「は?」
そんな馬鹿な。
参拝者からも、神殿の侍女たちからも、常にモテモテな神官様が。
貴族の令嬢からも熱い視線を送られている神官様が。