【WEBTOON】断食魔女と肉食神官~拾った子供が聖女に選ばれた魔女のお話~【コミカライズ】
「それから、貴女自身を信じられないという部分については、私が頑張れば良いことです。心変わりをさせないよう、毎日愛を囁き続けますし、大事にします。そちらも、日々を重ねていった先にしか結果は見えませんが」
「――――それって、ものすごく気の遠くなるような……先の長い話ですね」
すべての結果がわかるのは、一体いつになるんだろう?
だけど――――そんなふうに思うあたり、わたしは結構、神官様のことが好きなのだろう。
だって、彼と一緒にシワシワのおじいちゃん、おばあちゃんになる未来が見えるんだもの。
(わたしは、神官様を信じられないままでいい。それに、わたし自身のことも、信じなくていいんだ)
たったそれだけのことだけど、心がとても楽になった気がする。
仮にこの先なにか起こったとしても、『信じていなかったから』と言い訳ができるし、そうすると前世ほどには傷つかないもの。
神官様が言う通り、未来のことは誰にもわからない。
けれど、積み重ねた現在は過去に、事実に変わっていく。
それは単純に『信じてほしい』と言われるよりも余程誠実で、信頼できる気がした。
「――――それって、ものすごく気の遠くなるような……先の長い話ですね」
すべての結果がわかるのは、一体いつになるんだろう?
だけど――――そんなふうに思うあたり、わたしは結構、神官様のことが好きなのだろう。
だって、彼と一緒にシワシワのおじいちゃん、おばあちゃんになる未来が見えるんだもの。
(わたしは、神官様を信じられないままでいい。それに、わたし自身のことも、信じなくていいんだ)
たったそれだけのことだけど、心がとても楽になった気がする。
仮にこの先なにか起こったとしても、『信じていなかったから』と言い訳ができるし、そうすると前世ほどには傷つかないもの。
神官様が言う通り、未来のことは誰にもわからない。
けれど、積み重ねた現在は過去に、事実に変わっていく。
それは単純に『信じてほしい』と言われるよりも余程誠実で、信頼できる気がした。