【WEBTOON】断食魔女と肉食神官~拾った子供が聖女に選ばれた魔女のお話~【コミカライズ】
33.王都を見て回りました。見えなかったものが見えるようになってきました。
神殿は王都の中央に位置している。
このため、少し足を伸ばすだけで、色んなものを見ることができた。
右手には壮麗な王城、左手には貴族たちの邸宅が立ち並ぶ。
わたし達の目的地は、後手に広がる商店街だ。
商店街っていっても、国一番の大きさを誇るから、原宿とか渋谷みたいなイメージである。そのくせ人が多すぎず、とても過ごしやすい。
もちろん、西洋風の出で立ちで、色合いも造りもごちゃごちゃしていないから、見ていてとても可愛いし、癒やされる気がする。
(って! ガラじゃないわ、そういうの)
うっかり見惚れそうになりながら、わたしは気持ちを引き締める。
けれど、そんなこと、セドリックにはお見通しだったらしい。
「可愛いでしょう? 癒やされるでしょう? 神殿とはまた違った雰囲気ですもんねぇ」
「…………はい」
悔しいけど、否定できない。恥ずかしさのあまり頬が熱くなった。
このため、少し足を伸ばすだけで、色んなものを見ることができた。
右手には壮麗な王城、左手には貴族たちの邸宅が立ち並ぶ。
わたし達の目的地は、後手に広がる商店街だ。
商店街っていっても、国一番の大きさを誇るから、原宿とか渋谷みたいなイメージである。そのくせ人が多すぎず、とても過ごしやすい。
もちろん、西洋風の出で立ちで、色合いも造りもごちゃごちゃしていないから、見ていてとても可愛いし、癒やされる気がする。
(って! ガラじゃないわ、そういうの)
うっかり見惚れそうになりながら、わたしは気持ちを引き締める。
けれど、そんなこと、セドリックにはお見通しだったらしい。
「可愛いでしょう? 癒やされるでしょう? 神殿とはまた違った雰囲気ですもんねぇ」
「…………はい」
悔しいけど、否定できない。恥ずかしさのあまり頬が熱くなった。