【WEBTOON】断食魔女と肉食神官~拾った子供が聖女に選ばれた魔女のお話~【コミカライズ】
「だけど、マリア様の仰る通り、最近のジャンヌは本当に活き活きしていますし、よく頑張ってます。参拝客も喜んでいますし、神官一同、感心していますよ」
今度はセドリックがわたしを撫でる。
「別に。そんなことないし」
恥ずかしさのあまり憎まれ口をたたき、ふいと顔を背けたら、セドリックは満足そうに笑った。
「わぁ! 良いなぁ、ジャンヌさん! あたしもセドリックに頭撫でてほしいなぁ! いっぱい褒めてほしいなぁ!」
ちょうどそのとき、マリアが瞳を輝かせ、とても羨ましそうな表情を浮かべた。
(ホント、わたしと大違い。びっくりするぐらい素直な子だなぁ)
一体誰に似たんだろう? わたしは思わず苦笑を漏らす。
「ええ、もちろん! マリア様もとってもよく頑張っていらっしゃいますよ」
セドリックはそう言って、マリアのことを優しく撫でた。
マリアはわたしに褒められるときと同じぐらい――――いや、もっと嬉しそうに見える。
(無理もないか)
付き合いは短いけれど、マリアにとってセドリックは、兄みたいに身近な存在だ。
毎日食事を共にしているし(これはセドリックが勝手に同席をはじめただけだけど)、身の回りの世話や聖女としての教育などなど、セドリックが絡む場面がとても多いもの。
今度はセドリックがわたしを撫でる。
「別に。そんなことないし」
恥ずかしさのあまり憎まれ口をたたき、ふいと顔を背けたら、セドリックは満足そうに笑った。
「わぁ! 良いなぁ、ジャンヌさん! あたしもセドリックに頭撫でてほしいなぁ! いっぱい褒めてほしいなぁ!」
ちょうどそのとき、マリアが瞳を輝かせ、とても羨ましそうな表情を浮かべた。
(ホント、わたしと大違い。びっくりするぐらい素直な子だなぁ)
一体誰に似たんだろう? わたしは思わず苦笑を漏らす。
「ええ、もちろん! マリア様もとってもよく頑張っていらっしゃいますよ」
セドリックはそう言って、マリアのことを優しく撫でた。
マリアはわたしに褒められるときと同じぐらい――――いや、もっと嬉しそうに見える。
(無理もないか)
付き合いは短いけれど、マリアにとってセドリックは、兄みたいに身近な存在だ。
毎日食事を共にしているし(これはセドリックが勝手に同席をはじめただけだけど)、身の回りの世話や聖女としての教育などなど、セドリックが絡む場面がとても多いもの。