【WEBTOON】断食魔女と肉食神官~拾った子供が聖女に選ばれた魔女のお話~【コミカライズ】
「あーーもう! へ? じゃありません! 不法侵入! 普通に犯罪ですから!」
「違いますよ。ちゃんとジャンヌ殿自ら招き入れてくれたじゃありませんか」
「わたしが? そんな馬鹿な」
布団から顔を出し、玄関の鍵を確認する。
「嘘ばっかり。鍵なんて開けてませんよ」
大体、この男が来るときはいつも、森の動物たちが迷惑がるほど、大声でわたしの名前を叫ばれる。うるさくて堪らないから、仕方なく――――仕方なく! 鍵を開けているのだ。
だけど、今日は絶対、そんなやり取りをしていない。この男はいきなり我が家にやってきやがった。全くもって迷惑極まりない。
「ほらほらジャンヌ殿、ご注文の品ですよ」
そう言って神官様は、大きなバスケットを三つ、わたしに向かって差し出す。中には、先程わたしが注文したばかりの品々が詰め込まれていた。プラスアルファで、自分では絶対に買わない高そうな肉とか、茶菓子とか、茶葉なんかが一緒に入っている。
「こちら、私からのサービスです」
「聞いてません、頼んでません。
っていうか、どうしてあなたがわたしの注文した物を持ってるんですか!」
くそう。頭が痛くなってきた。完全にこの男のせいだ。
水の入ったボトルに手を伸ばし、コップに注いで一口飲む。それだけで、生き返ったような心地がする。
神官様はふふ、と笑うと、ベッドの端に腰掛けた。
「違いますよ。ちゃんとジャンヌ殿自ら招き入れてくれたじゃありませんか」
「わたしが? そんな馬鹿な」
布団から顔を出し、玄関の鍵を確認する。
「嘘ばっかり。鍵なんて開けてませんよ」
大体、この男が来るときはいつも、森の動物たちが迷惑がるほど、大声でわたしの名前を叫ばれる。うるさくて堪らないから、仕方なく――――仕方なく! 鍵を開けているのだ。
だけど、今日は絶対、そんなやり取りをしていない。この男はいきなり我が家にやってきやがった。全くもって迷惑極まりない。
「ほらほらジャンヌ殿、ご注文の品ですよ」
そう言って神官様は、大きなバスケットを三つ、わたしに向かって差し出す。中には、先程わたしが注文したばかりの品々が詰め込まれていた。プラスアルファで、自分では絶対に買わない高そうな肉とか、茶菓子とか、茶葉なんかが一緒に入っている。
「こちら、私からのサービスです」
「聞いてません、頼んでません。
っていうか、どうしてあなたがわたしの注文した物を持ってるんですか!」
くそう。頭が痛くなってきた。完全にこの男のせいだ。
水の入ったボトルに手を伸ばし、コップに注いで一口飲む。それだけで、生き返ったような心地がする。
神官様はふふ、と笑うと、ベッドの端に腰掛けた。