【WEBTOON】断食魔女と肉食神官~拾った子供が聖女に選ばれた魔女のお話~【コミカライズ】
「いえね。マリア様に『これまでどうやって買い物をしていたんですか?』って尋ねたところ、魔法でデリバリーを受けていたって仰るじゃありませんか! とても興味があったので、早速馴染みだという問屋に足を運んでみたんです。そしたらタイミングの良いことに、ジャンヌ殿から注文が入ったと聞きましてね。こうしてご注文の品をお届けに上がったんですよ」
「…………すみません。もう何処からツッコんだら良いか分かりません」
力が抜ける。もう、この男にはなにを言っても無駄かもしれない。
つまりこの男は、問屋のおっちゃんの代わりに、わたしの商品をデリバリーに来たってことらしい。魔方陣から現れたのだから、玄関の鍵が掛かったままなのは当たり前だ。
理由は分かれど理解はしない。したくない。
「っていうか、マリアの奴……人の個人情報をペラペラと」
「良いじゃありませんか。マリア様はそれだけ、ジャンヌ殿のことが大好きなのですよ。いつも嬉しそうにジャンヌ殿のことを話していますし」
「ははっ! どうだか」
そのせいでこんな面倒な男を送り込まれるんじゃ、迷惑以外のなにものでもない。っていうか寧ろ、嫌われてるんじゃなかろうか。
「…………すみません。もう何処からツッコんだら良いか分かりません」
力が抜ける。もう、この男にはなにを言っても無駄かもしれない。
つまりこの男は、問屋のおっちゃんの代わりに、わたしの商品をデリバリーに来たってことらしい。魔方陣から現れたのだから、玄関の鍵が掛かったままなのは当たり前だ。
理由は分かれど理解はしない。したくない。
「っていうか、マリアの奴……人の個人情報をペラペラと」
「良いじゃありませんか。マリア様はそれだけ、ジャンヌ殿のことが大好きなのですよ。いつも嬉しそうにジャンヌ殿のことを話していますし」
「ははっ! どうだか」
そのせいでこんな面倒な男を送り込まれるんじゃ、迷惑以外のなにものでもない。っていうか寧ろ、嫌われてるんじゃなかろうか。