【WEBTOON】断食魔女と肉食神官~拾った子供が聖女に選ばれた魔女のお話~【コミカライズ】
「痛たたた……って、ジャンヌ殿?」
「ジャンヌ殿? じゃないわ! この変態神官!」
ようやく身体が解放され、わたしはベッドから飛び起きる。それから急いで杖を掴むと、魔法で神官様を捕縛した。
「ちょっ! ジャンヌ殿、何をするんですか?」
「見てわからない? 侵入者を捕まえたの! 女性の寝室に――――それもベッドに潜り込むなんて最低です!」
「侵入者⁉? そんな、誤解です! それに、私はベッドに潜り込む気は……」
「自分が今、どこにいるか見てからものを言いなさいよ!」
この期に及んで言い訳とは見苦しい。そのくせ神官様は罪悪感のまったくない表情で、首を左右に捻り続けている。
「というか、マリアは一体どこにいるんです⁉ 一緒に眠ったはずなのに」
「マリア様なら、既に朝の準備に移られました。お祈りの前に身を清めるので」
「なにそれ。さすがは神殿ね。子供の成長に大切な睡眠時間を奪ってお祈りを強制する、と」
「いえいえ。起きられたのは6時ですし、とても良識的な起床時間かと」
くそぅ……神官様の言う通り。確かに6時だったら、極端に早い時間とは言い難い。家では起床時間なんてマチマチで、早起きどころか規則正しい生活ってやつを送っていなかっただけだから。
「ジャンヌ殿? じゃないわ! この変態神官!」
ようやく身体が解放され、わたしはベッドから飛び起きる。それから急いで杖を掴むと、魔法で神官様を捕縛した。
「ちょっ! ジャンヌ殿、何をするんですか?」
「見てわからない? 侵入者を捕まえたの! 女性の寝室に――――それもベッドに潜り込むなんて最低です!」
「侵入者⁉? そんな、誤解です! それに、私はベッドに潜り込む気は……」
「自分が今、どこにいるか見てからものを言いなさいよ!」
この期に及んで言い訳とは見苦しい。そのくせ神官様は罪悪感のまったくない表情で、首を左右に捻り続けている。
「というか、マリアは一体どこにいるんです⁉ 一緒に眠ったはずなのに」
「マリア様なら、既に朝の準備に移られました。お祈りの前に身を清めるので」
「なにそれ。さすがは神殿ね。子供の成長に大切な睡眠時間を奪ってお祈りを強制する、と」
「いえいえ。起きられたのは6時ですし、とても良識的な起床時間かと」
くそぅ……神官様の言う通り。確かに6時だったら、極端に早い時間とは言い難い。家では起床時間なんてマチマチで、早起きどころか規則正しい生活ってやつを送っていなかっただけだから。