【WEBTOON】断食魔女と肉食神官~拾った子供が聖女に選ばれた魔女のお話~【コミカライズ】
「あなた! わたしはここに居る間、家事とか面倒なことはしなくて良くなるって言いましたよね⁉」
「ええ。そのとおりです。だけど、何もしなくていいとは言ってませんよ?」
瞳を細め、神官様が笑う。
あっ、やばい。めっちゃ目が据わっている。
この人、実はさっきのこと怒ってたんだ。笑ってるけど! 寧ろ怖いんですけども!
「実は、マリア様が来てくださって以降、神殿への寄付が倍増してましてね」
神官様は立ち上がり、わたしのことをそっと見下ろす。柔らかな笑み。だけど、見ているだけで背筋が凍る。
「かねてより、男性の参拝者を増やしたいと思っていたのですよ。
ジャンヌ殿はこの通り、大層お美しいですから」
蠱惑的な笑み。ギュッと手を握られ、耳元でそんなことを囁かれる。ゾワゾワと身の毛がよだち、呆然と目を見開くわたしの頬に、彼はそっと口づける。
子供の前で何してんのよ! ――――そう叫んでやりたいところだけど、マリアは食事に夢中だし。ちょっと今、この男に逆らえそうにない。
「一緒に来ていただけますね、ジャンヌ殿?」
彼はそう言ってわたしを見つめる。
近い。ちょっと動いたら唇が触れ合いそうな程、近いんですけど。
「…………行きます。いえ、行かせていただきます」
最早、それ以外に返す言葉が見つからなかった。
「ええ。そのとおりです。だけど、何もしなくていいとは言ってませんよ?」
瞳を細め、神官様が笑う。
あっ、やばい。めっちゃ目が据わっている。
この人、実はさっきのこと怒ってたんだ。笑ってるけど! 寧ろ怖いんですけども!
「実は、マリア様が来てくださって以降、神殿への寄付が倍増してましてね」
神官様は立ち上がり、わたしのことをそっと見下ろす。柔らかな笑み。だけど、見ているだけで背筋が凍る。
「かねてより、男性の参拝者を増やしたいと思っていたのですよ。
ジャンヌ殿はこの通り、大層お美しいですから」
蠱惑的な笑み。ギュッと手を握られ、耳元でそんなことを囁かれる。ゾワゾワと身の毛がよだち、呆然と目を見開くわたしの頬に、彼はそっと口づける。
子供の前で何してんのよ! ――――そう叫んでやりたいところだけど、マリアは食事に夢中だし。ちょっと今、この男に逆らえそうにない。
「一緒に来ていただけますね、ジャンヌ殿?」
彼はそう言ってわたしを見つめる。
近い。ちょっと動いたら唇が触れ合いそうな程、近いんですけど。
「…………行きます。いえ、行かせていただきます」
最早、それ以外に返す言葉が見つからなかった。