【WEBTOON】断食魔女と肉食神官~拾った子供が聖女に選ばれた魔女のお話~【コミカライズ】
「当然、ジャンヌ殿も参加しますよね? 頃合いを見てマリア様をお部屋に帰さなければなりませんし、心配ですもんね!」
「……意地の悪いやつ」
そんな風に言われると「うん」とも「嫌だ」とも答えづらいじゃない。我ながら意地っ張りだって分かってるけど、やはり神官様は性格が悪い。
神官様はニコリと微笑むと、席を立ち、わたしの耳元に唇を寄せた。
「心配せずとも、ドレスは私が準備しますよ。飛び切りの一着を。
美しく着飾った貴女を見れる日が、今からとても楽しみです」
「――――っ、誰が!」
言い返しつつ、揶揄するような笑みが視界に飛び込んでくる。
ダメだ。この男を相手に冷静さを欠いてはいけない。つけ上がらせるだけだ。
それに、ドレスを用意するお金が浮くのは単純に良いことじゃない? どうせ出席しなきゃいけないなら、この男に払わせとけば良い。ここは一つ、ポジティブに受け止めよう。
「と、言うわけで、今日もお勤めを頑張りましょうね?」
「――――――へーい」
ため息を一つ、わたしは神官様の後に続いた。
「……意地の悪いやつ」
そんな風に言われると「うん」とも「嫌だ」とも答えづらいじゃない。我ながら意地っ張りだって分かってるけど、やはり神官様は性格が悪い。
神官様はニコリと微笑むと、席を立ち、わたしの耳元に唇を寄せた。
「心配せずとも、ドレスは私が準備しますよ。飛び切りの一着を。
美しく着飾った貴女を見れる日が、今からとても楽しみです」
「――――っ、誰が!」
言い返しつつ、揶揄するような笑みが視界に飛び込んでくる。
ダメだ。この男を相手に冷静さを欠いてはいけない。つけ上がらせるだけだ。
それに、ドレスを用意するお金が浮くのは単純に良いことじゃない? どうせ出席しなきゃいけないなら、この男に払わせとけば良い。ここは一つ、ポジティブに受け止めよう。
「と、言うわけで、今日もお勤めを頑張りましょうね?」
「――――――へーい」
ため息を一つ、わたしは神官様の後に続いた。