【WEBTOON】断食魔女と肉食神官~拾った子供が聖女に選ばれた魔女のお話~【コミカライズ】
全く。
元々ふざけた人だけど、こういうたちの悪い冗談は止めてほしい。でないと心臓がもたないし。本当、ありえない。
「それはそうと、ジャンヌ殿。ほら、じっとしてください」
首筋にずっしりと重みを感じる。
深い青色の大きな宝石。昔映画で見たのとよく似ている。あれって確か、数十億円とかって聞いた気がしたけど、宝石に詳しくないから分かんない。さすがにそこまでの価値は無いだろうけど。
「神官様――――あんまり聞きたくないんですけど、これ、いくらしたんです?」
「え? 知ったら私と結婚してくれるんですか?」
神官様はそう言って、ニコリと笑った。とてつもなく邪悪な笑みだ。
世の中には知らないほうが良いことも沢山存在する。
神官様の顔つきを見るに、これは間違いなく『知らないほうが良いこと』だろう。
わたしは大きく首を横に振り、急いでマリアの手を握る。
「さっさと行きましょう、さっさと!」
「ええ」
神官様はそう言って、クックッと喉を鳴らして笑った。
元々ふざけた人だけど、こういうたちの悪い冗談は止めてほしい。でないと心臓がもたないし。本当、ありえない。
「それはそうと、ジャンヌ殿。ほら、じっとしてください」
首筋にずっしりと重みを感じる。
深い青色の大きな宝石。昔映画で見たのとよく似ている。あれって確か、数十億円とかって聞いた気がしたけど、宝石に詳しくないから分かんない。さすがにそこまでの価値は無いだろうけど。
「神官様――――あんまり聞きたくないんですけど、これ、いくらしたんです?」
「え? 知ったら私と結婚してくれるんですか?」
神官様はそう言って、ニコリと笑った。とてつもなく邪悪な笑みだ。
世の中には知らないほうが良いことも沢山存在する。
神官様の顔つきを見るに、これは間違いなく『知らないほうが良いこと』だろう。
わたしは大きく首を横に振り、急いでマリアの手を握る。
「さっさと行きましょう、さっさと!」
「ええ」
神官様はそう言って、クックッと喉を鳴らして笑った。