(琉衣くんは)極甘な国に閉じこめたい


唇にキスされるのなんて無理。


琉衣くんの綺麗な指が
私の唇に触れただけで

キュンキュンって
体中に電気が走ったんだよ。



唇同士が触れたら……

私……

キュン死しちゃいそう……




壁ドン状態で、怖がる私。

目をつぶり、うつむていたのに


「僕だけを見て」

甘~い声が降ってきて


「僕の恋熱を、小雪ちゃんにも
 感じて欲しいから」


強引にあごを
押し上げられたから


あごクイ状態の私は

大好きな琉衣くんと
視線が絡んじゃった。



かぁぁぁぁぁ///


琉衣くんの熱のこもった瞳に
まっすぐ見つめられちゃってる。


カッコいい///

男らしい///  

でも……極甘///



もうダメだ。抵抗できない。


だって、思っちゃったんだもん。


大好きな琉衣くんと

甘さを感じあえる唇を通して
つながりたいなって。
 

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