純度は100%
私と彼
「響起きて〜!!」
朝、まだ1人にしては大きすぎるベットで気持ちよさそうに寝ている彼を起こす
いつも呼ぶだけでは起きなくてベッドに 近づくと
毎回といっていいほど必ず手を引っ張られて壊れそ
うなくらい抱きしめてくる
それから私をベッドの中に入れて私の胸に顔を埋め
て息を大きく吸っている
数分後、私の胸から顔を上げた響は
「おはよう菜柚」
と抱き締めたま掠れた声で言った
寝起きだからかまだおぼろけな表情をしているけれ
ど容姿の端麗さは他の人とは桁違いなんだ
神城家に代々継がれる黒髪に赤い瞳が特徴的でその
美貌は男女問わず虜になってしまうほど
見すぎていたのか、
「菜柚どうした?」
チュッとおでこにキスしてくる
その瞬間顔が一気に熱くなったのが自分でも分かる
「き、響!!!!」
「なに?俺の菜柚」
チュッとほっぺにキスをしてくる
「可愛すぎる菜柚か悪いんだからな」
毎日こんな感じの朝で朝食はそのまま神城家の邸宅
で一緒に食べているけど毎回毎回豪華すぎるってい
う贅沢な悩み、、しかもほっぺが落ちてしまうくら
い美味しいんです!!!これがまた
「菜柚可愛すぎだろ、、」
ぼそっとこんなことを言っていたのは知らなかった
これももう中学校から続いてる事だ
毎日響の家に行って朝起こすのが
私の小学校からの日課になっていた