五つ子の真実

１
今日は悠吏にとっての最初の登校日。悠吏には憂鬱しかなかった。
(なんで俺がこんなことを...)
実は彼、放課後に母親の永き友達とその娘たちに会うことになったのだ。
学校に着き、先生に誘導されると、見た事のある少女に会った。
「あれ？悠吏？」
少女は悠吏に声を掛け、悠吏はその少女を見た。
「四季！」
「クラスどこなの？」
「B組だ」
「私Ｂ組だよ！」
「他の4人は？」
「一香はＣで、二那はＡで、三波はＥ組、五葵はＤ組だよ！」
「そうなのか。それじゃあ、教室まで案内してもらっていいか？」
「うん！いいよ！」
(まさかこいつらと同じ学校とはな)
「着いたよ！」
「ありがとな」
「席先着いとくね！また後でね！」
「おう」
「今日は転校生が来ている。入れ」
「ﾍﾟｺﾘ((･ω･)_ _))」
「秦浦悠吏と申します。よろしくお願い致します。」
「秦浦は神田の隣に」
「はい。」
「悠吏、今日からもよろしくね！」
「おう」
〜放課後〜
「ということで！みんな！今日は悠吏が私のクラスに転校してきました！」
「これからもまたよろしくね〜」
「なんで来たのよ...」
「悠吏、またよろしく( *˙ ˙* )」
「今後ともよろしく」
「みんな、よろしくな」
「それより、今日は放課後に母さんと一緒に母さんの友達の子供たちに会うと聞いたんだが、それお前たちか？」
「そうだよ（　^ω^）ﾆｺｯ」
「そうだったのか。じゃあ、今からみんなで行くか。」
『うん！』
「ちょっとお待ち！」
「誰だ？」

登場人物紹介

五つ子の姉(2巻に登場予定)
神田零良 読み方･･かんだ れいら
すごく五つ子に甘々な高校2年生。得意教科は国語。凱兎とは幼馴染。

五つ子の長女
神田一香 読み方･･かんだひとか
五つ子の長女。ドMな高校1年生。得意教科は数学。

五つ子の次女
神田二那 読み方･･かんだにな
五つ子の次女。ドＳな高校1年生。得意教科は理科(化学)。

五つ子の三女
神田三波 読み方･･かんだみなみ
五つ子の三女。機械使いが得意。得意教科は歴史。高校1年生。

五つ子の四女
神田四季 読み方･･かんだしき
五つ子の四女。陽キャで明るめな性格。得意教科は英語。

五つ子の五女
神田五葵 読み方･･かんだいつき
五つ子の五女。しっかりしていて、生徒会にも入っている。高校1年生。得意教科は体育。

主人公
秦浦悠吏 読み方･･はたうらゆうり
最近北青城高校に転校してきた高校1年生。得意教科は歴史。

主人公の兄(2巻に登場予定)
秦浦凱兎 読み方･･はたうらかいと
悠吏の兄。零良とは幼馴染。高校2年生。得意教科は音楽。