うさぎ系女子はライオン系男子に翻弄されて
でも、誰とも目が合わないように顔を伏せてたせいで、前にいた人に気が付かなかったわたしは、教室のドアの手前で、
「きゃっ!!」
「わっ」「ごめんなさい!」
反射的に謝って、頭をあげると…
その人の顔を見るよりも前に、頭皮に鋭い痛みが走った。
「いたっ…」
まさか。
恐る恐る見てみると、
…わたしの髪の毛が、ぶつかった人の学ランの第2ボタンに引っかかってしまっていた。
「かなり絡まっちゃったね」
思いのほか優しい声に顔をあげる。
「…っ?!」
思わずわたしは息をのんだ。
「きゃっ!!」
「わっ」「ごめんなさい!」
反射的に謝って、頭をあげると…
その人の顔を見るよりも前に、頭皮に鋭い痛みが走った。
「いたっ…」
まさか。
恐る恐る見てみると、
…わたしの髪の毛が、ぶつかった人の学ランの第2ボタンに引っかかってしまっていた。
「かなり絡まっちゃったね」
思いのほか優しい声に顔をあげる。
「…っ?!」
思わずわたしは息をのんだ。