優しい微笑みに騙されて
#13
◇ ◆ ◇
「ユカ、このドレス着てみてよ」
トール兄様はそう言うと、綺麗なドレスを私に渡してくる。時間が流れるのは、あっという間だ。気がつけばもう、ゲームが終わってから3日経っている。私は今日のパーティの為にトール兄様が選んでくれたドレスを受け取って着替えた。私には似合わないくらい、綺麗なドレスだった。
「あの、トール兄様。着替え終わりました」
私がそう言って部の扉を開けると、私と目が合ったトール兄様は目を軽く見開いて固まる。何か、変だっただろうか。それとも、やっぱり似合わないのだろうか。
「やばい…すごく可愛い」
「え………?」
トール兄様はそう言うと笑顔で私を抱きしめてくれる。トール兄様の温かい温もりが私を包んだ。そこで、私はふと思う。
(あれ…?なんで私は今までトール兄様とかレン様とかに恐怖心を抱いてたんだっけ?)
なぜか、怖いという感情があったことしかわからない。何か、大切な何かを忘れてる気がした。今じゃ、レン様もユーリ兄様も、トール兄様も、あんなに優しくて良い人だと言えるのに、なぜか体のどこかで怖いという直感が渦巻いている。
「トール兄様…私って何か忘れてますか?」
気づいたら、トール兄様にそう聞いていた。トール兄様はポカンとした後、にっこりと笑う。
「ユカは、何も忘れてないと思うよ。大丈夫大丈夫」
緊張で、何かおかしくなったのかもね?と笑いかけてくれるトール兄様を見て、少しホッとした。この感じなら、きっと私は大丈夫だ。そう感じれた。
(そういえば、尋と豊田先輩はどうなったんだろう…?)
ふと浮かんできたそれに、私はまた疑問を感じる。
(まず、尋と豊田先輩って、誰?)
何か変な夢でも見たのかもしれない。私はそう思い、そのことについて考えるのをやめる。
「ユカ、キスしていいかな…?」
「え…トール兄様……んっ……」
ぼーっとしていた私にトール兄様は優しくキスをする。
「ユカ、何考えてたの?」
「なんでもない」
私はそう答えて笑った。気にする必要なんかない。
トール兄様達はみんな、私を愛してくれている。
それだけで、十分だ。
「ユカ、このドレス着てみてよ」
トール兄様はそう言うと、綺麗なドレスを私に渡してくる。時間が流れるのは、あっという間だ。気がつけばもう、ゲームが終わってから3日経っている。私は今日のパーティの為にトール兄様が選んでくれたドレスを受け取って着替えた。私には似合わないくらい、綺麗なドレスだった。
「あの、トール兄様。着替え終わりました」
私がそう言って部の扉を開けると、私と目が合ったトール兄様は目を軽く見開いて固まる。何か、変だっただろうか。それとも、やっぱり似合わないのだろうか。
「やばい…すごく可愛い」
「え………?」
トール兄様はそう言うと笑顔で私を抱きしめてくれる。トール兄様の温かい温もりが私を包んだ。そこで、私はふと思う。
(あれ…?なんで私は今までトール兄様とかレン様とかに恐怖心を抱いてたんだっけ?)
なぜか、怖いという感情があったことしかわからない。何か、大切な何かを忘れてる気がした。今じゃ、レン様もユーリ兄様も、トール兄様も、あんなに優しくて良い人だと言えるのに、なぜか体のどこかで怖いという直感が渦巻いている。
「トール兄様…私って何か忘れてますか?」
気づいたら、トール兄様にそう聞いていた。トール兄様はポカンとした後、にっこりと笑う。
「ユカは、何も忘れてないと思うよ。大丈夫大丈夫」
緊張で、何かおかしくなったのかもね?と笑いかけてくれるトール兄様を見て、少しホッとした。この感じなら、きっと私は大丈夫だ。そう感じれた。
(そういえば、尋と豊田先輩はどうなったんだろう…?)
ふと浮かんできたそれに、私はまた疑問を感じる。
(まず、尋と豊田先輩って、誰?)
何か変な夢でも見たのかもしれない。私はそう思い、そのことについて考えるのをやめる。
「ユカ、キスしていいかな…?」
「え…トール兄様……んっ……」
ぼーっとしていた私にトール兄様は優しくキスをする。
「ユカ、何考えてたの?」
「なんでもない」
私はそう答えて笑った。気にする必要なんかない。
トール兄様達はみんな、私を愛してくれている。
それだけで、十分だ。