保健室でイケナイ関係(短)

私の胸にチラチラと視線を送るさく先輩。

この人、イケメンはイケメンでも、かなり残念な方なのかも!?


恥ずかしさにたえられなくなった私は、布団の中に身を隠す。その行為が、逆に先輩の心に火をつけたとも知らずに……。



「布団の中って、エッチだよね」

「はい!?」

「中で何してるか、見えないでしょ?」



そう言って、私のお尻をツツツとなぞるさく先輩。

「あっ!」突然のことに、思わず声が出てしまう。



「さ、さく先輩の頭の中は、そういう事しかないんですか!?」

「……ないね。高校生なんて、皆そういうことばかり考えてるから」

「健全な高校生に謝ってくださいっ」

「いやいや本当。特に――好きな子を前にしたらね」

< 23 / 44 >

この作品をシェア

pagetop