保健室でイケナイ関係(短)

少しシュンとしてさく先輩が言うものだから、焦ってしまう。



「いや、先輩に幻滅することなんてないですよ!

というか、まだ本当に血が繋がっているっていう実感も湧いてないです」

「うん、俺もだよ」

「参っちゃいますよね~」

「ねー」



「あはは」と意気投合している私たち。

は!そうか!

こういうのを血縁関係ならではのノリの良さなのかな!?



「漫才でも組みますか?私たち。上位狙えると思うんですけど……」

「なんでだよ、嫌だよ」

「ちぇー。こういう所はノッて来てくれないんですね」

「……もっと別の所には、喜んで乗るんだけどね」

「え?」

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