保健室でイケナイ関係(短)
いま、なんて?
と聞こうとした時には、私の横にいたさく先輩は、私の上に乗って、たいそう嬉しそうに私を見下ろしていた。
先輩が、私に乗っている――
フッと視線を下へずらすと、先輩が私に跨っている箇所が見える。
いや、なんか……厭らしさがハンパない!!
「先輩、タンマです。先輩がただのど変態っていうことは理解できましたから」
「えー美奈ちゃんこそ、こういう事にはノッてくれないのかな?」
「先輩の場合は乗るの意味が違いますから!」
全力で拒否をする私に向かって、先輩は高みの見物と言わんばかりの余裕のある表情で「ノンノン」と顔の近くで人差し指を、時計の針のように左右に動かした。