子作り婚の行方。~年上で暴君な後輩と、私の秘密の恋~
「喧嘩をしても、必ず朝ご飯は一緒にとるの」

「そうだな。風呂も一緒というのはどうだ?」

「えー、それはちょっと」

 ぎゅうぎゅう抱きしめるから身動きからとれなくて、そのまま畳の上に倒れ込んだ。

「もう終わりか? わがままが足りないぞ?」

「じゃあ、最後にもうひとつ」

 彼の頬を両手で包み、クスッと笑う。

 私が一番好きな瞬間。

 ほんの数日離れただけで、あなたの存在の大きさを思い知った朝。

「おはようのキスを忘れないで」

 彼は笑いながら唇を落とす。

「朝といわず、いつだってキスしよう。愛してるよ。円花」

 

―fin―
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