子作り婚の行方。~年上で暴君な後輩と、私の秘密の恋~
藤原専務はアラフィフの素敵なおじさまだ。優し気な笑顔と甘い目もとが堪らない。背は高いし、お腹なんてでていないし、ところどころ白髪の髪がまたいい。
「もしかして桃井さん、おじさん好きなんですか?」
振り返ると、横に立つ竜神さんが軽蔑の眼差しで睨んでた。
「別にいいじゃないですか。っていうかいやらしい目で見ているわけじゃないですよ失礼な」
ただ少し私は父親の愛情に飢えているだけだ。ほんの少しだけれど専務には父の面影がある。父も専務のように優しい人だったから。
給湯室に到着し、まずチカチカ点滅している電気を消す。
「熱いですからね。電球の熱が冷めるのを少し待ちましょう」
「消しておかないとは、時野はやはり嫌なやつ」
また始まった。
そりゃ確かに誰もいないのに消さないのはもったいないとは思うけれど。
「まあまあとにかく、冷まさないと。私ちょっとトイレに行って来ますから待っててくださいね」
竜神さんを残して女子トイレに行くと、先客がいた。
「もしかして桃井さん、おじさん好きなんですか?」
振り返ると、横に立つ竜神さんが軽蔑の眼差しで睨んでた。
「別にいいじゃないですか。っていうかいやらしい目で見ているわけじゃないですよ失礼な」
ただ少し私は父親の愛情に飢えているだけだ。ほんの少しだけれど専務には父の面影がある。父も専務のように優しい人だったから。
給湯室に到着し、まずチカチカ点滅している電気を消す。
「熱いですからね。電球の熱が冷めるのを少し待ちましょう」
「消しておかないとは、時野はやはり嫌なやつ」
また始まった。
そりゃ確かに誰もいないのに消さないのはもったいないとは思うけれど。
「まあまあとにかく、冷まさないと。私ちょっとトイレに行って来ますから待っててくださいね」
竜神さんを残して女子トイレに行くと、先客がいた。