子作り婚の行方。~年上で暴君な後輩と、私の秘密の恋~
「うーん。なんていうか、私にとって飲み会は元凶というか、諸悪の根源のような存在なんですよ」
最初の鬼門は大学四年の冬。飲み会が原因で友情を失った。
合コンで告白してきた男子学生が、たまたま友人が好きな男の子だったのである。次の日から私は裏切り者のレッテルを貼られた。
今思い出しても悲しくなる。恋というのは友人を変えてしまう。残酷なほどに。
「元凶とは大きくでたな」
「だって、本当なんですもん。この前もそうだし」
「それは、一緒に行く相手が問題なだけだろ」
鋭い指摘に苦笑が漏れる。
「まあ、そうかもしれないですけど。竜神さんは好きですか? 飲み会」
「飲み会というより、俺は酒が好きだからな。それに酒の席だからこそ話せる本音もある。悪いことばかりじゃない」
「うーん。そうですね、私がもし男性ならもっと飲み会を楽しめたかもしれませんけど」
お酒が嫌いなわけじゃないから週末は家飲みをする。
最初の鬼門は大学四年の冬。飲み会が原因で友情を失った。
合コンで告白してきた男子学生が、たまたま友人が好きな男の子だったのである。次の日から私は裏切り者のレッテルを貼られた。
今思い出しても悲しくなる。恋というのは友人を変えてしまう。残酷なほどに。
「元凶とは大きくでたな」
「だって、本当なんですもん。この前もそうだし」
「それは、一緒に行く相手が問題なだけだろ」
鋭い指摘に苦笑が漏れる。
「まあ、そうかもしれないですけど。竜神さんは好きですか? 飲み会」
「飲み会というより、俺は酒が好きだからな。それに酒の席だからこそ話せる本音もある。悪いことばかりじゃない」
「うーん。そうですね、私がもし男性ならもっと飲み会を楽しめたかもしれませんけど」
お酒が嫌いなわけじゃないから週末は家飲みをする。