俺様御曹司の契約妻になったら溺愛過剰で身ごもりました
「あっ、だから今日私が彼に会うことを?」
「そう。こっそり尾行してた」
申し訳なさそうな顔になった彼に日菜子は急いで言葉を重ねる。
「それはいいんです! むしろ来てくれて、うれしかったです」
「あぁ。仲直り、してくれるか?」
「はい」
ふたりを包む空気が甘くなり、ゆっくりと唇が重なる。きちんと思いが通じ合ってからの初めてのキス。そう思うと、やけにドキドキして鼓動が速くなる。
彼はそのまま白い首筋に唇を這わせた。日菜子の肩が小さく跳ねる。
「善さん。待って」
熱っぽい彼の瞳がまっすぐに日菜子を見ている。
「抱きたい」
答える間もなく押し倒されそうになって、日菜子は慌てて彼から離れる。
「ダ、ダメです」
善は憮然とした表情で口をとがらせる。
「なんでだよ」
「なんでって……とにかく当分はダメです」
「当分~?」
「そう。こっそり尾行してた」
申し訳なさそうな顔になった彼に日菜子は急いで言葉を重ねる。
「それはいいんです! むしろ来てくれて、うれしかったです」
「あぁ。仲直り、してくれるか?」
「はい」
ふたりを包む空気が甘くなり、ゆっくりと唇が重なる。きちんと思いが通じ合ってからの初めてのキス。そう思うと、やけにドキドキして鼓動が速くなる。
彼はそのまま白い首筋に唇を這わせた。日菜子の肩が小さく跳ねる。
「善さん。待って」
熱っぽい彼の瞳がまっすぐに日菜子を見ている。
「抱きたい」
答える間もなく押し倒されそうになって、日菜子は慌てて彼から離れる。
「ダ、ダメです」
善は憮然とした表情で口をとがらせる。
「なんでだよ」
「なんでって……とにかく当分はダメです」
「当分~?」