君の笑顔ではじける炭酸
大嫌い
あっ、、、、
ボケーっとしてたら、返された単元テストを落としてしまった。拾おうとしたら誰かの手が伸びてきた。
「はいっ。今度は落とすなよ」
えっ、、、
「あ〜っお前って意外と頭いいんだな〜」私が一番嫌いなアイツだ。
「青森蒼斗」人のテストの点数は勝手に広めるし、窓ガラスを割るし、授業中はどこかに行っていたり、寝ていたりやたらと問題児だ。はぁ、、一番関わりたくないやつなのに。
ありがとうとだけ、小さく言ってプリントを奪った。
「ははっ お前どこまで愛想悪いんだ?」と笑いながら言ってくる。
本当に大嫌いだ。
バカで、いつもテストは最下位。
その割にモテモテで運動神経も抜群。
あんなやつのどこがいいんだろう。
今の女子は今の女子でどこかおかしいと思う。
「え〜この時代に人類が誕生し、〜〜〜〜」社会の教員がつまらない授業を今日も繰り広げている。
「そしてっ‼︎」急に大声を張るのでウトウトしていた私の頭が現実に引き戻された。
ちょうど、5時間目で眠い時間でほとんどの人が毎回寝ている。
はぁ、、早く家に帰りたいな〜あっでも、今日部活あるし、、、そのあと、塾に行かないといけないし。
宿題もしなきゃいけないし。
はぁ、、、
キーンコーンカーンコーン
ぼーっとしてたらあっという間に終わってしまった。
もちろん、ノートは白紙だ。歴史なんか知って将来なんの役に立つんだと毎回思う。