君の笑顔ではじける炭酸

「凪ァァァァァ」夏奈が大きい声で私のところへ来た。

「やばいッ寝ちゃった~寝癖大丈夫かな?」と言ってきたので、大丈夫だよ〜と言いながら次の授業の用意をした。

「あっ!!あれって稔くんじゃん‼︎やっぱカッコいい~」私は、恋愛に興味がないので適当にそうだねと返しておいた。

その瞬間




バンッ




教室中が静かになった。

えっ

「なに?凪って稔くんのこと好きなの?凪なら稔くんの事取らないと思ったのに。」

えっ

違うと言おうとした時には夏奈はどこかに行っていた。

なんで私はあんなことを言ってしまったのだろう。

はぁ、、次は、移動教室なので今日は一人で移動した。その授業の隣の席は蒼斗だ。

私がこんな落ち込んでる時でもこいつはなんていう面して寝てるんだと思ったが、流石に八つ当たりなので、考えないことにした。

その日は、帰りのホームルームが終わって誰にも分からないようにさっさと家に帰った。

家に帰ってからも、気が乗らず、宿題を少しだけやって寝てしまった。



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