君の笑顔ではじける炭酸
助けて
どうして、休みはこんなに短く感じるのだろう。
月曜日の学校が一番嫌いだ。
はぁ、、
もう蒼斗にお世話になるのはごめんだ。
あんな奴といると調子が狂う。
下駄箱を開けると、そこから大量の画鋲が出てきた。
もう、辛くてふらふらの体で、画鋲を全部拾い、ちゃんとケースにしまい、教室に行く。
廊下で、女子の集団が廊下いっぱい広がって歩いてるので、避けた。
ドンッ避けたのにあえてぶつかってこられた。
夏奈の友達だ
私は立ち上がる気力もなく、そこに座っていた。
周りから見たら、ゴミと同じにしか見えないだろう。
ふと上から声が聞こえてきた。
「辛かったら、辛いって言えよ。声に出さなきゃ誰も助けてくれないぞ。」
ポタポタ涙が止まらなくなってしまった。
だって、助けてもらいたいけど、上から話しかけてるのは大嫌いな蒼斗だから。
「お前はまたそうやって、我慢しながら生きて行くのか?また、ヒロイン気取りか?」
いやだ。
やだに決まってる。
「助けてって言えよ」
いやだ、、大嫌いなこいつに助けを求めるるなんて、、
でも、気づいたら周りの音が一瞬聞こえなくなって喋っていた、。
たすけて、、、
かすれた声で精一杯言った。
「頑張ったな。そこ歩いてる女子達、今度からこいつに手出したらゆるさねぇからな。」
女子の集団は、「行こっ」と言いながら走って逃げていった。
「来い」私は何も言わず、ひたすら手を引かれて、屋上に連れていかれた。