戻り駅
次に青空が見えて、間髪入れず後頭部に激しい衝撃を受けた。
あぁ、そういえばブロックの破片が落ちていたっけ。
冷静に考えている自分がいる一方で、すぐに視界がかすんできた。
頭からなにか暖かなものが流れ出している感触があり、誰かが車に乗り込んでエンジンをかける音も聞こえてくる。
だけど耳の表面に膜でも張ってあるかのように、どこか遠くに聞こえてくるようだった。
消えていく意識の中、誠の顔が見えた。
誠の声も微かに聞こえてきた。
誠、大丈夫だから。
だから、生きて。
そこで私の意識はプツリと途切れた。
あぁ、そういえばブロックの破片が落ちていたっけ。
冷静に考えている自分がいる一方で、すぐに視界がかすんできた。
頭からなにか暖かなものが流れ出している感触があり、誰かが車に乗り込んでエンジンをかける音も聞こえてくる。
だけど耳の表面に膜でも張ってあるかのように、どこか遠くに聞こえてくるようだった。
消えていく意識の中、誠の顔が見えた。
誠の声も微かに聞こえてきた。
誠、大丈夫だから。
だから、生きて。
そこで私の意識はプツリと途切れた。