戻り駅
☆☆☆
スマホのアラーム音が聞こえてきて私は目を開けた。
少しぼやけている視界はすぐにクリアになり、見られた部屋の天井が見えた。
右手を伸ばしてスマホを手にとり、アラームを停止する。
それはいつもの朝のルーティーンだった。
アラームが止まって静かになった部屋の中、今日は学校だっけと考えた。
時々、翌日が休日でもアラームをかけたままにしていて起きなくていい時間に起きてしまうことがある。
「今日って何曜日?」
不意に曜日がわからなくなり、寝ぼけた声で呟いた。
そしてスマホを確認して瞬間、頭が急速に覚醒されていくのを感じた。
そこに表示されていた日付は、誠が交通事故にあった翌日のものだったのだ。私は勢い良く上半身を起こし、スマホを見つめた。
「え、なんで!?」
私は誠を助けるために何度も同じ日を繰り返していたはずだ。
それでも誠は私の前で死んでいった。
何度も何度も繰り返し。
「じゃあ、誠は助かったってこと?」
スマホのアラーム音が聞こえてきて私は目を開けた。
少しぼやけている視界はすぐにクリアになり、見られた部屋の天井が見えた。
右手を伸ばしてスマホを手にとり、アラームを停止する。
それはいつもの朝のルーティーンだった。
アラームが止まって静かになった部屋の中、今日は学校だっけと考えた。
時々、翌日が休日でもアラームをかけたままにしていて起きなくていい時間に起きてしまうことがある。
「今日って何曜日?」
不意に曜日がわからなくなり、寝ぼけた声で呟いた。
そしてスマホを確認して瞬間、頭が急速に覚醒されていくのを感じた。
そこに表示されていた日付は、誠が交通事故にあった翌日のものだったのだ。私は勢い良く上半身を起こし、スマホを見つめた。
「え、なんで!?」
私は誠を助けるために何度も同じ日を繰り返していたはずだ。
それでも誠は私の前で死んでいった。
何度も何度も繰り返し。
「じゃあ、誠は助かったってこと?」