魅惑な副操縦士の固執求愛に抗えない
Good day
私は、なにかが頬をくすぐる感触で目を覚ました。
「う……ん」
半端じゃない気怠さに小さく呻き、重い目蓋を持ち上げる。
ぼんやりする視界をクリアにしようと一度目を瞑り、
「ん……起きたか、芽唯」
額の先で紡がれる、欠伸混じりの声に導かれて再び開けると、神凪さんのドアップが一直線に飛び込んできた。
「んー……さすがに腰痛え……」
「ひゃっ!?」
目の前で顔をしかめる彼に心臓が跳ね上がり、私は素っ頓狂な声をあげて飛び起きた。
はだけて露わな自分の胸が目に映り、慌てて毛布を抱きしめる。
「えっ、え……」
「なんだよ、その反応」
キョロキョロと辺りを見回す私に不服そうに、神凪さんが眉根を寄せた。
ベッドに片肘を立ててこめかみを支え、
「まさかと思うけど……昨夜俺のこと好きって言ったことも覚えてないんじゃないだろうな」
頬を引き攣らせながら問われ、私は勢いよく首を横に振った。
「お、覚えてます」
「そう。じゃ、朝までセックスに耽ったことは?」
「!! そんなストレートに! 少しは恥じらいってものを……」
「世界中の人間に見せびらかして自慢したいくらいなのに、恥じらってられるか」
「う……ん」
半端じゃない気怠さに小さく呻き、重い目蓋を持ち上げる。
ぼんやりする視界をクリアにしようと一度目を瞑り、
「ん……起きたか、芽唯」
額の先で紡がれる、欠伸混じりの声に導かれて再び開けると、神凪さんのドアップが一直線に飛び込んできた。
「んー……さすがに腰痛え……」
「ひゃっ!?」
目の前で顔をしかめる彼に心臓が跳ね上がり、私は素っ頓狂な声をあげて飛び起きた。
はだけて露わな自分の胸が目に映り、慌てて毛布を抱きしめる。
「えっ、え……」
「なんだよ、その反応」
キョロキョロと辺りを見回す私に不服そうに、神凪さんが眉根を寄せた。
ベッドに片肘を立ててこめかみを支え、
「まさかと思うけど……昨夜俺のこと好きって言ったことも覚えてないんじゃないだろうな」
頬を引き攣らせながら問われ、私は勢いよく首を横に振った。
「お、覚えてます」
「そう。じゃ、朝までセックスに耽ったことは?」
「!! そんなストレートに! 少しは恥じらいってものを……」
「世界中の人間に見せびらかして自慢したいくらいなのに、恥じらってられるか」