Next to be with you


スマホの画面をスライドさせたらそこには極上の笑顔の雅先輩がいて。

雅先輩を見つけた日から毎日、毎日追いかけて。

周りの女子から嫌な目で見られてることに気づいても雅先輩の元に通うのはやめなかった。

雅先輩はそんな私の存在に対しても一切迷惑そうな顔はせず、いつのまにか名前まで覚えてもらえるようになっていた。

もしかしたら心の中では嫌だと思ってるかもしれない。

そんな不安もこれまでなかったわけじゃない。

周りの女子から嫌味を言われても耐えられるけど、雅先輩から言われてしまったらきっと立ち直れない。

だからこそ、その日が来るまでは雅先輩を追いかけようと思った。

ラッキーなことに未だにその日は来ず、今日に至る。

引っ越しの準備でしばらく雅先輩を見に行けていない。

部活頑張ってるかな?

試合や合宿もあるからあまり学校にはいないかもしれないと、夏休み前日に雅先輩がこそっと教えてくれた。

雅先輩の優しさを思い出して胸が温かくなる。

カッコいいし、優しいし

雅先輩って本当理想的すぎる.....。

雅先輩の写真コレクションをしばらく見つめていた。

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