きっと忘れない
中絶をして、罪悪感がなかったわけではない。

せめて水子供養をしたいと言うわたしに、

「人殺しのくせに!
そんな事、しなくていい」

お母さんは冷たく言い放った。

その日から、些細な反抗心からお母さんと口を聞かなくなった。
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