先生と私の三ヶ月
 室内の明るさに目が覚めた。窓から朝陽が射している。
 ベッドサイドの時計は午前六時を表示していた。

 隣を見ると穏やかな表情で先生が眠っていた。
 同じベッドで先生が眠っていると思ったら、愛しさで胸がいっぱいになった。こんなに幸せな朝も初めて。

 昨夜、大好きな先生に抱かれたのだと思ったら、嬉しさと恥ずかしさで顔が熱くなった。
 先生は時間をかけて丁寧に愛してくれた。本当に最初から最後まで優しかった。思い出しただけで体中が甘い疼きに包まれる。

 余韻に浸っていると、いきなり長い指先が胸の敏感な部分に触れてびっくり。
 あんっと、甘い声が漏れる。

「せっ、先生」
 目を開けた先生がクスクス笑う。

「朝から可愛いな」
 悪戯をするように先生の指が胸とお腹を撫でまわしながら、足の間に入っていく。

「だめ、先生、感じちゃう」
 明るい部屋でこんな事をするなんて恥ずかしい。

「もう濡れてる」
「だって先生が気持ちよくするから」
「お前のそんな色っぽい顔を見たら我慢できなくなる。今日子、もう入れてもいいか」
 色っぽい瞳で見つめられ、堪らなく先生が欲しくなる。
 頷くと先生が私を四つん這いにした。それからベッドの上で膝立ちになり、後ろからゆっくり入って来た。先生が腰を打ち付け、ベッドが軋む。
 気持ちいい場所を突かれて、あん、あんっと声が漏れる。

 真面目だと言われて来た私が、朝からこんなに声を上げて、気持ちよくなっているなんて、はしたない気がするけど止まらない。

 窒息しそうな程、先生に溺れている。

 先生が大好き。
 昨日よりも、何十倍も、何百倍も大好き。
< 260 / 304 >

この作品をシェア

pagetop