先生と私の三ヶ月
ETCゲートを通り、本線に合流しようと出るけど、ビュンビュン後続車が出て来て怖い。これが嫌だから高速って乗りたくなかったのに。
「何やってんだ! 今だ、入れーーー!」
先生の怒鳴り声が響く。私はアクセルを踏み込み本線にようやく入った。後続車にぶつかりそうになったが、気にしない。気にしない。
「アクセルもっと踏み込め」
「80キロも出てますけど」
「バカかお前は。ベンツだぞ。もっと出るだろ。追い越し車線に行け」
追い越し車線なんてとんでもない! 絶対に嫌だ。嫌だ。嫌だ。
突っぱねていると、先生が手を出して来た。そしてハンドルを右に切ろうとする。
「やめて下さい!! 死にたいんですか!」
後ろから来た車にぶつかりそうになった。
「お前が俺の言う事を聞かないからだ。ほら、右に行け、右だ」
先生がまたハンドルに手を出そうとする。
「もう、わかりましたよ。行けばいいんでしょ!」
アクセルを踏み込み、追い越し車線に入った。そして速度をぐんぐん上げていく。100キロ、110キロ、120キロ、130キロ……キャー怖い。神様助けてー。もう嫌だ―。
「ガリ子いい調子だぞ。ベイブリッジまで来たぞ」
「何やってんだ! 今だ、入れーーー!」
先生の怒鳴り声が響く。私はアクセルを踏み込み本線にようやく入った。後続車にぶつかりそうになったが、気にしない。気にしない。
「アクセルもっと踏み込め」
「80キロも出てますけど」
「バカかお前は。ベンツだぞ。もっと出るだろ。追い越し車線に行け」
追い越し車線なんてとんでもない! 絶対に嫌だ。嫌だ。嫌だ。
突っぱねていると、先生が手を出して来た。そしてハンドルを右に切ろうとする。
「やめて下さい!! 死にたいんですか!」
後ろから来た車にぶつかりそうになった。
「お前が俺の言う事を聞かないからだ。ほら、右に行け、右だ」
先生がまたハンドルに手を出そうとする。
「もう、わかりましたよ。行けばいいんでしょ!」
アクセルを踏み込み、追い越し車線に入った。そして速度をぐんぐん上げていく。100キロ、110キロ、120キロ、130キロ……キャー怖い。神様助けてー。もう嫌だ―。
「ガリ子いい調子だぞ。ベイブリッジまで来たぞ」