春待ち遠し〜短編集〜
『武司じゃねぇかよ?久しぶりだな。』

カウンター越しに話かけてきた康夫。

『悪い、遅れちまったよ』

『おぅ、それより、みんないるぜ』

背中を押された武司は1番奥の大広間に行った。

『よお。』

襖を開けた武司をみんな一同見る。

『きました、武司』

『変わらないなぁ〜』
『そうか〜、俺卒業以来会ってないぞ』



……

………

懐かしい面々と会話を交わした後、空いてる席に座った。

右隣りには…

優子だった。

10年過ぎても変わらない優子がいた…。
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