孤独な総長
「…………んっ………………あっ!」
そうだっ!
ここで寝てたんだ
……それにしても、久しぶりに気持ちよく眠れた……
なんか不思議だな
家ではアイツのせいであんま眠れないし
ここはなんでか安心できる
それは多分あの場所に似てるからだろうな
そろそろ教室戻ろうかな
「ありがとう、またね。」
木に語りかけた
不思議と言いたくなった
じゃあ、行こ
ガラッ
相変わらず建付け悪いな
扉を開けたらみんながあたしに注目している
数学の担当「ちょっと、あなた今までどこにいたのっ?」
うるさ
「別に、あんたに関係ないでしょ?」
数学の担当「なっっ!あんたとはなによっ!!」
はあ……ほんとにめんどくさい
うるさいんだよ
数学の担当「じゃあしかたないですね。途中参加したバツでこれ解いてみなさい。解けなかったら後で罰を受けてもらいます」
クラス「(こんな難しい問題解けるわけ無い(じゃん))」
はあ?
こんなん簡単じゃん
この教師、なめてんな
あたしはスラスラと答えを導き出した
「でっ?解けたけど、なんか文句ある?」
数学の担当「……っ……いっ、いいですよ!!」
案の定答えは合っていたようだ
はぁ、もうここにいる気失せた
帰ろ
そして何も言わずに教室を去った