孤独な総長
でも一番の問題は『誰が見てたか』だな


おそらくあそこまで気配を消せるのは普通のやつじゃない




「陸空、私達の会話を聞いていたのは普通の人じゃない。おそらく暴走族だな。で、そいつらは私達が親密にしてたのはおそらく疑問を持つはずだから、誰かが私達のことをきちできたら
『叔父と姪』と応えろ。わかったな」



はぁ、一気に喋ったから疲れた


陸空「わかった。けどお前を気をつけろよ。同じクラスだったらなおさらやばいからな」


陸空もわかったみたいだしあの場所に行くか

でも黄色い歓声が聞こえてくるからなぁ


うるさくて眠れない


陸空「じゃあ次は俺の番
なんでお前はここにいるんだ?」


あっ、忘れてた

質問されるんだ


ここは慎重に答えよう

「前の学校で退学になったから」

陸空「なんで黒薔薇に戻らない?」


唐突だな

「もう、あそこにはいけないから」


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