孤独な総長





………………………〜い、お〜い、授業終わったよー帰る時間だよ〜」



私の睡眠時間を邪魔してるのは誰だっ



涼雅「起きろって言ってんだよっ」

そう言って、高嶋涼雅が服の首の後ろをつかんできた


私は、反射的に腕を殴った


あっやばっ

普通じゃこんな力は出ない

こんな反射的に腕を殴ることもない


やっちゃったな



樹「涼雅、やめてください
それより、あなた、何者ですか?」


「……」

やっぱ感づかれてたか

樹「あなたは涼雅の手を振り払った。普通ならできないはずです。更には、ハッキングしても名前と性別、家族。だけど、どこか嘘がある。しかも、理事長と仲がいい」

お前、ハッキングしたんだ

たしかお前は世界ランキング上位だったな

しかも嘘情報があるってよくわかったな



ていうか理事長とってあのとき見てたのはお前らだったか


さて、どう誤魔化そう



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