孤独な総長
陸空「ちょっと待ってろ」


そう言って陸空は放送をかけた

陸空「1年S組、担任の先生来てください。」

すると、1分弱くらいしたらドアをノックなしに開ける音がした




担任「おい陸空、急に呼び出すなと前に言っただろ!」


あー、こっちもなんか聞いたことのある声だなー


陸空「あー、わかったわかった」


多分この声の主は、…

陸空「それより匠(タクミ)、こいつ、転入生ちゃん。」

やっぱり匠だ…。ってか『ちゃん』付けきもっ

陸空「名前は松本暖だ。」

「……」



担任「!!……あぁ、わかった。よろしくな、松本さん」

おそらく一瞬あたしのことを疑っただろう


でも多分、気づいてはいない


匠は陸空が総長だったときの副総長だ

陸空と同じくらい仲が良かった

匠「じゃあ、教室に行くか。」

「はい!」


教室は1年S組だった

匠「じゃあ、俺がいいと言ったら入ってくるんだぞ」



「……」

そう言って匠は教室に入っていった


ガヤガヤ……



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