夜明けを何度でもきみと 〜整形外科医の甘やかな情愛〜
堕ちる
1
いつものように、部屋にやってきた当直医と身体を重ねた浅川は、着替え始めた彼に言った。
「女の子を紹介したいんだけど」
「え?」
驚き振り向いた当直医は浅川の言葉を聞き返した。
「隣の部屋の子なんだけど……一度だけでいいから遊んでやって欲しいの」
「……いいの?」
振り向けば、浅川も着替えていて、なんとなく背中が寂しげに見え、彼は後ろから抱きしめて問う。
「なにが?」
「僕が他の女の子を抱いても」
浅川の肩に顎を乗せて、真横から浅川の顔を見つめる。
「私……そんなに弱くないし、先生は私だけのものじゃないでしょ? 本来の職場に戻れば彼女居るんでしょ、先生を束縛はしない」
顔を横に向け、そこにあった彼の頬に口付ける。
「……菜胡という名前なの。廊下の突き当たりの部屋」
浅川を抱きしめたまま、わかった、と小さく呟いた。
「先生のタイミングで会ってあげて。次の当直の前とか早めに来る? あの子、外来勤務だから土曜なら十七時頃なら帰ってくるから」
「女の子を紹介したいんだけど」
「え?」
驚き振り向いた当直医は浅川の言葉を聞き返した。
「隣の部屋の子なんだけど……一度だけでいいから遊んでやって欲しいの」
「……いいの?」
振り向けば、浅川も着替えていて、なんとなく背中が寂しげに見え、彼は後ろから抱きしめて問う。
「なにが?」
「僕が他の女の子を抱いても」
浅川の肩に顎を乗せて、真横から浅川の顔を見つめる。
「私……そんなに弱くないし、先生は私だけのものじゃないでしょ? 本来の職場に戻れば彼女居るんでしょ、先生を束縛はしない」
顔を横に向け、そこにあった彼の頬に口付ける。
「……菜胡という名前なの。廊下の突き当たりの部屋」
浅川を抱きしめたまま、わかった、と小さく呟いた。
「先生のタイミングで会ってあげて。次の当直の前とか早めに来る? あの子、外来勤務だから土曜なら十七時頃なら帰ってくるから」