私に光をくれた君
今思えば、私は高橋くんのことが本当は好きだったんじゃないかと思っている。大人になってそう思った。いつか、華弥が落ち込んでいた私に言ってくれたことがある。


『美音、運命って信じる?運命っていうのは誰がどこにいても必ず出会うんだよ。運命の人と。』


その言葉に私は少しの希望を持てたんだ。高校生の私は辛くて嫌なこともたくさんあった。それでも、誰かを想う大切さ、一緒に過ごせる楽しさなどいろんなことが経験出来たと思っている。お母さんとも、今では普通に会話ができるようになっている。自分が変われたのも修斗くん、高橋くん、華弥のみんなのおかげ。本当に感謝してもしきれない。今、みんなはどうしているのかな…


これからもこの思い出を大切にしていきたい…
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