あなたの妻になりたい
ランバルトは先ほどからマイリスの銀色の髪を優しく梳いている。
「俺はまだ国王ではないからな。空を飛ぶのも、一苦労だ。だから、あのとき、あそこで力尽きた」
それが二人の最初の出会い。
「その。もしかして、こちらの王族が子に恵まれにくいというのは……」
「恐らく、俺が子竜だから、だろうな。こんなことなら、遠慮などせずに、一年前から君を抱けばよかった。あと一年しかないが、もしそれまでに子を授からなかったとしても、俺は君を手放すつもりはない」
マイリスは、ぎゅっと彼に抱き寄せられた。触れ合う素肌から感じる彼の体温。そして、聞こえてくる心音。
「私も。私も、ランバルト様以外のところに嫁ぎたくありません」
「そうか。なら、もう少し子作りに励む必要があるな」
「え?」
あっという間にマイリスはランバルトに組み敷かれた。
「俺はまだ国王ではないからな。空を飛ぶのも、一苦労だ。だから、あのとき、あそこで力尽きた」
それが二人の最初の出会い。
「その。もしかして、こちらの王族が子に恵まれにくいというのは……」
「恐らく、俺が子竜だから、だろうな。こんなことなら、遠慮などせずに、一年前から君を抱けばよかった。あと一年しかないが、もしそれまでに子を授からなかったとしても、俺は君を手放すつもりはない」
マイリスは、ぎゅっと彼に抱き寄せられた。触れ合う素肌から感じる彼の体温。そして、聞こえてくる心音。
「私も。私も、ランバルト様以外のところに嫁ぎたくありません」
「そうか。なら、もう少し子作りに励む必要があるな」
「え?」
あっという間にマイリスはランバルトに組み敷かれた。