夜と遊ぶ
「ねぇ、さっき言ってた、真湖ちゃんが関係持ったいっちゃんの身近な男性達って誰?
達って事は、二人以上居るんだよね?」
「気になります?」
そうやって一枝さんが興味を示して来た事に、意外に思う。
「一人は、早瀬君かな?って思って。
後は、誰だろうって…」
一夜の身近に居たこの人。
この人でも、分からない相手。
「…一夜の弟の、中です」
一夜の弟の中の名前に、一枝さんは本当に意外だったのか驚いている。
中とは、初めて会った日に連絡先を交換し。
そこからは、たまに一緒に飲みに行ったりする関係になり。
修司と関係を持った少し後くらいから、中とも成り行きで体の関係を持つようになった。
「…中君、けっこういっちゃんに似てるもんね。
いっちゃんの身代わりにするには、最適だと思うけど。
けど、身近かな?」
そう言われ、兄弟なら身近じゃないの?と思う。
「俺は、弟達が死ぬ程可愛いけど…」
「え?」
「いっちゃんは、弟の中君が死ぬ程嫌いだったから」
その一枝さんの言葉は、なんだか一夜の知らない一面を見たようで、怖くなる。
前に、一夜は新しい家族とは折り合いが悪かったと一枝さんからは聞いていたけど。
「俺の言う事信じてないって顔してるけど。
真湖ちゃんは、いっちゃんが嬉しそうに弟の中君の話をしている所を見た事ある?
俺は、ないよ」
一度、一夜から中の事を聞いた事はあるけど…。
それは、その時、たまたま中の半グレグループの男の子が私にちょっかいを掛けて来て、その流れで一夜が中の名前を口にした。
達って事は、二人以上居るんだよね?」
「気になります?」
そうやって一枝さんが興味を示して来た事に、意外に思う。
「一人は、早瀬君かな?って思って。
後は、誰だろうって…」
一夜の身近に居たこの人。
この人でも、分からない相手。
「…一夜の弟の、中です」
一夜の弟の中の名前に、一枝さんは本当に意外だったのか驚いている。
中とは、初めて会った日に連絡先を交換し。
そこからは、たまに一緒に飲みに行ったりする関係になり。
修司と関係を持った少し後くらいから、中とも成り行きで体の関係を持つようになった。
「…中君、けっこういっちゃんに似てるもんね。
いっちゃんの身代わりにするには、最適だと思うけど。
けど、身近かな?」
そう言われ、兄弟なら身近じゃないの?と思う。
「俺は、弟達が死ぬ程可愛いけど…」
「え?」
「いっちゃんは、弟の中君が死ぬ程嫌いだったから」
その一枝さんの言葉は、なんだか一夜の知らない一面を見たようで、怖くなる。
前に、一夜は新しい家族とは折り合いが悪かったと一枝さんからは聞いていたけど。
「俺の言う事信じてないって顔してるけど。
真湖ちゃんは、いっちゃんが嬉しそうに弟の中君の話をしている所を見た事ある?
俺は、ないよ」
一度、一夜から中の事を聞いた事はあるけど…。
それは、その時、たまたま中の半グレグループの男の子が私にちょっかいを掛けて来て、その流れで一夜が中の名前を口にした。