恋と、餃子と、年下男子
十八歳と聞いて、真っ先に頭に浮かんだのは「誘拐」の二文字だった。未成年を拾った挙句に家に連れ込むだなんて、完全なる未成年略取罪じゃない! 「○○区の会社員、本多萌子容疑者(三〇)が、十八歳の男子大学生を自宅に連れ込むなどした罪で逮捕されました」……とワイドショーに取り上げられている自分の姿が思い浮かぶ。いやいやいや、まずいって! 親が泣きますから! 彼氏にフラれたからって未成年に手を出すなんて、見境いが無いにも程がある!
「……さん。萌子さん? おーい!」
「んあっ⁈」
目の前にはクスクスと笑う山田圭人がいる。
「すごい顔して、何想像してたの?」
まさか本多容疑者になった想像をしていたとは言えない。
「べ、別に何も? で! あなたはどうして帰らないわけ?」
話を本題に戻す。
「どうしてって……。だって、萌子さんが僕にいてほしいって言ったから」
「だから覚えてないんだってば! 本当に申し訳ないとは思うけど、酔っ払ってたのよ、私」
山田圭人はシュンとしてしまった。そんな仔犬みたいな顔したって無駄よ無駄! 大体、私は仔犬よりワイルドセクシーな大型犬タイプが好きなんだから。
「そっかあ……。あっ、じゃあさ萌子さん。あらためて僕からお願い。僕をしばらくここに置いてもらえませんか?」
「はい?」
「……さん。萌子さん? おーい!」
「んあっ⁈」
目の前にはクスクスと笑う山田圭人がいる。
「すごい顔して、何想像してたの?」
まさか本多容疑者になった想像をしていたとは言えない。
「べ、別に何も? で! あなたはどうして帰らないわけ?」
話を本題に戻す。
「どうしてって……。だって、萌子さんが僕にいてほしいって言ったから」
「だから覚えてないんだってば! 本当に申し訳ないとは思うけど、酔っ払ってたのよ、私」
山田圭人はシュンとしてしまった。そんな仔犬みたいな顔したって無駄よ無駄! 大体、私は仔犬よりワイルドセクシーな大型犬タイプが好きなんだから。
「そっかあ……。あっ、じゃあさ萌子さん。あらためて僕からお願い。僕をしばらくここに置いてもらえませんか?」
「はい?」