心の温度
「お母さん！」「お父さん！」と手を振りながらこちらへ向かってきた子供たち。
その後を博美と塚田さんも笑顔で歩いてくる。

「お母さん！ウサギさんを撫でた！フワフワしてた〜」

「お父さん！私はねエサを手の上に乗せたら食べてくれたんだよ〜！」

「でもね〜ウンチしてたウサギさんもいたんだよ〜」と2人はケラケラ笑い出す。

「ウサギさんに会えて良かったね〜」

「あや〜ウサギ可愛い〜癒される〜」

「お母さんが動物好きとは知らなかったよ」

「そう？仕事帰りにペットショップの前でワンちゃんやネコちゃんを見て帰ったりしてたよ？
ホームセンターの金魚や熱帯魚コーナーも癒されるしね〜」

「クールなイメージだったので私もビックリしたんですよ？」

「博美さん良かったね。クールなイメージだって！」

「ふふふ。」

「うちのお母さんはクールじゃあないですよ〜しっかりしてそうで抜けてるというか…」

「あや！バラさないでよ〜」
ハハと塚田さんも笑っていた。

「啓ちゃん、七海ちゃんお婆ちゃんたちと手を洗ってからソフトクリーム買いに行こう！」

「「は〜い」」
4人はワイワイと歩いて行った。
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