心の温度
すると、玄関から主任の「ただいま!」っという声がして、
七海ちゃんと啓太が元気良く玄関まで走って行き、
「「おかえりなさーい。」」
そして七海ちゃんが、
「お父さん、お土産買ってきた?」
「ああ、買って来たよ!コレは七海。コッチは啓太くん。コレは皆んなで、コレは啓太くんのママね」
「「うわあ〜たくさんある〜」」
「2人で袋を持って皆んなに渡してくれる?」
「「は〜い」」そして私にもお土産を頂いた。
「おかえり、悟。お土産ありがとう。」
「うん。ただいま。先に着替えてくるわ」
「お父さん、早くね!もうご飯だからね〜」
「は〜い」
皆んなでテーブルにつく、
「悟、お疲れさん。」
「うん。父さんただいま。七海の保育園ありがとう」
「うん。大丈夫だったぞ。よし、皆んなでご飯を食べようか。な」
知恵さんが「いただきます!」と号令をかけてから食べ始めた。
焼き魚と切り干し大根に筑前煮とポテトサラダ
と美味しいお料理が並んでいて、味付けも優しい味付けだった。
「ふふふ。彩音さんうちの味付け気に入った?」
「はい!どれも美味しいです。ありがとうございます。」
「だって、ニコニコしながら食べてるんだもん!」
「ちえちゃん。うちのお母さんはね〜いつも美味しい物を食べる時はニコニコするんだよ〜」
「だって美味しいと幸せな気持ちになるからよ」と啓太に言うと、
「じゃあお母さんはいつも幸せなんだね〜」
「彩音さん、こりゃあ〜啓太くんに一本取られたね。」
皆んなもふふふと微笑んでくれて、楽しく食べさせていただいた。