心の温度

「招待客は、大輔夫妻。社長夫妻。佐藤社長、樹専務、佐藤リーダー、山元サブリーダー あ、中川くんどうする?」

「中川秘書は呼んで下さい!
ちょっと…気になるんですよね〜」
「オイ、浮気はダメだからな!」

「違いますよ〜。偽装恋人の話し合いの日を覚えてます?」

「ん?中川くんは子供たちと遊んで帰って来たよなぁ」

「そのあと!」

「そのあと? 何かあった?」

「知恵さんが中川秘書にお水を渡したら、中川秘書がボ〜ッと知恵さんを見つめてて、名前を聞いたり、仕事を聞いてたでしょう? きっと…一目惚れしたと思うの〜」

「え?中川秘書が知恵に一目惚れってこと?」

「うん。たぶん…」

「中川秘書って25歳か26歳?だろ?知恵は30歳だぞ。」

「でも、中川秘書は本来は仔犬ちゃんみたいなら知恵さんと相性が良さそうと思ったんだけどなぁ」

「ん〜。知恵には早く結婚して欲しいんだ。俺と七海の為に転勤させたりして婚期逃してるからさ」

「じゃあ、中川秘書も呼びましょう。地元も同じという事で〜 ふふふ。」

「俺も大輔に相談してみるな。あとは入籍はいつにする?」
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