心の温度
その日、社長と専務の空き時間を秘書に確認後、悟と彩音で報告しに行く事にした。

秘書さんに案内されて社長室へ入る。

「失礼致します」と悟と彩音がお辞儀をすると、

「2人ともおめでとう!昨夜、大輔から連絡きたんだ。本当に2人ともおめでとう!」

「いやぁ〜偽装恋人から一気に結婚かぁ〜
さっき、亮からも真野さん達がレストラン貸し切って人前結婚式だから、レストランや貸衣装やヘアメイクのおすすめのお店があったら教えてあげてって電話きたし〜。後で俺の知り合いの店だけど、おすすめ店の資料を渡すね!」

「ありがとうございます。一応2か月後くらいにレストラン貸し切って人前結婚式とパーティーをしようと思っていまして、社長と専務にもご参列していただきたいと思いまして…」

「ああ、私も樹も喜んで参列させていただきますね」

「ありがとうございます。また詳細が決まりましたら招待状をお持ちいたしますので、宜しくお願いします。」

「はい。ありがとう。」

「じゃあ。真野さん、資料が揃ったら亮に渡すから亮から受け取ってね」

「はい。ありがとうございます。」
と2人でお辞儀をしてから退室する私たちを社長も専務もニコニコ微笑んでくれていた。
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