心の温度
「悟、じゃあ人前結婚式はこの貸衣装の会社でレストランはC店ブュッフェ式だな。
あと、母さんとも昼間話しをしたんだが…」とお父さんはチラシの裏に箇条書きにしたものを読み上げた。

「*入籍日を、決める。
婚姻届と戸籍などの書類を役所へ取りにいく。

*入籍後の新居を彩音さんのマンション?
知恵が実家へ 悟、七海マンションへ引っ越し

*新婚旅行は?
とりあえず2人で式の後近場へ旅行し、プロジェクトが終了後、4人で旅行?

「こうやって箇条書きにすると頭の中が整理されるわ。サンキュー」

「婚姻届と戸籍は俺が仕事の日に戸籍課へ代理で貰ってこれるからな。」

「うん。じゃあ、彩音のも委任状のサインあれば大丈夫だな」

「ああ。」

「そしてマンションに俺と七海が引っ越しとなれば住所変更だな。知恵もだな」

「悟、彩音さんの了解は?」

「あ! 彩音はどう?今より広いマンションを見つけても良いぞ!」

「いいえ、お父さんとお母さんの意見に賛成です。
ただ…知恵さんには申し訳ないです。」

「私?大丈夫よ。そんなの」
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