心の温度
全て決まり、気がついたら夕方になっていた。
申し込み書は3枚になり、レンタルする衣装のナンバーが記入されている。
確認して悟さんがサインして控えを渡されたところで、
細井社長さんと樹専務が花束を抱えて現れた。
「真野さん、北川さん。入籍おめでとう!
これは僕からのプレゼントです。はい北川さん」
「え〜。ビックリした」と言うと、
「この、体は太い細井からと大ちゃんからも今日入籍って聞いてたから〜細井とは大学からの親友なんだよ。気に入った衣装はあった?」
「はい。家族全員の衣装が決まりました。専務ありがとうございました」
「本当にありがとうございます」と悟と彩音がお辞儀すると、みんなもお辞儀した。
「それは良かった。」